歩行

Keep on walking
徒然なるままに・・・
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史上最接近!
行ってきました、谷原章介さんの舞台「コーカサスの白墨の輪」。
(谷原章介ってなんかフルネームで言いたくなる名前です。
 タニショーって呼ばれてたりもしているらしいですけれどね。。。)

あまりにも突然のことで実感が沸かず、
さらに一人という事で正直言ってテンションが現実に追い付いてない状態だったけれど、
世田谷パブリックシアターに一歩足を踏み入れた途端、急にドキドキしてきました。

あらすじのネタバレはないですが。。。ある意味ネタバレありです。
事前にネットの劇場案内等で見ていた限りでは普通の舞台の形だったのに、
行ってみたら「何コレ?どこが舞台?」状態。
舞台が一番低く、その周りを客席が囲む形で、
つまり一番前の席の人が座った時の足元の延長線上が舞台って事。
自分の席に行くまでに舞台を横切らなくてはいけなくて、
一瞬「え?どうやって行けば良いの?」と戸惑ってしまいました。

開場後すぐに席に着いたので、開演まで少し時間があったのですが、
あの時間に入って正解!
だって開演前から出演者の方々が舞台上をウロウロしているだもん。
衣装を身に着けた役者さん達の脇をお客さんが普通に通り過ぎて行く。
役者さん達は知り合いを見つけては話しかけたり、役者さん同士でふざけあったり・・・。
その中でやっぱり谷原さんは目立っていました。背が高いせいもあると思うけれど。
暇だったので、ずぅーっと谷原章介マンマークをしていたのですが、
色々な人に話しかけられ(ほとんどがキレイな女の人)、
にこやかに会話したり、握手したり、深々と挨拶をしたり・・・。
みんな知り合いなのかな?それにしても多くない?
ファンの人たちなのかな?やけに親しげでしたが・・・
「どーゆー関係?」と色々と勘ぐってしまいました。
そんな中、なんと私の隣の席の女性(2人)に谷原さん自ら声を掛けたのですよ!
ちょうど端っこの方の席だったので、舞台の袖に当たる部分が丸見えだったのですが、
そこにいた谷原さんがその女性に気づいて、
「おーーっ(何してんの?)」って感じで声を掛けたんです。
で、そのまま客席の方へ。
谷原章介がどんどん私の方へ近づいてくるんです。(違)
そして私の後ろの席に座って女性達と話し始めました。
「○○さんはどうしてるの?」とか
「チケット取るの大変だったでしょ?言ってくれればチケット取ったのに。」
とか世間話をしているのですが、
あの美声が後ろから降ってくるんですから、もうドキドキでした。
全く関係ないのに汗かいちゃいました(爆)
どうやらその女性達は谷原さんの高校時代の同級生だったみたいです。
「嬉しいよー。高校の同級生が観に来てくれるなんて。」って言ってました。

開演前からそんなんだから、終始谷原章介に心奪われっぱなし。
スタパで行っていた通り今回の役は
いつもドラマで見るような偉そうで勝気でスマートな役ではなくて
素朴な兵士だったけれど、その感じがとてもよく出ていました。
松たか子さん演じるグルシャに結婚を申込む場面のオドオドした感じとか。
って言ってもグルシャの婚約者の兵士シモンとしてではなく、
裁判を見守る民衆や酔った裁判官と共に歌い踊る人だったり(上半身裸で)、
橋になったり(笑)している方が多かったのですが。
さらに出番以外の時も舞台の周囲に座って控えているもんだから、
片時も目が離せない!
ちょうど谷原さんが控えている位置が目の前だったので、
その背中を見つめてみたり(怪しい・・・)
舞台袖付近で次の出番のために着替え?や小道具の準備をしている姿を
観察したり(さらに怪しい・・・)
ちゃんと舞台見なさい!って怒られそうですね。。。

また1幕と2幕の間の休憩の時に舞台上で
グルジア産のワイン&チーズが販売されていたのですが、
チーズに拒否反応を示す私はボーっとその様子を眺めていました。
するとお客さんが舞台上に残っているのに、何となく(笑)2幕が始まり
そのまま裁判の場面へ。
残っていたお客さんは裁判を見守る民衆としてそのまま参加。
そこへ谷原さんが登場。
顔を白塗りにして「今日は市川染五郎にしてみました。」と言いながら
松さんに向かって「たか子愛してるよ!」なんて言ってみたり(爆)。
それに松さんが投げキッスで応じてたのがものすごぉく可愛かったです。
休憩後にこんな風にお芝居が始まるなんてビックリだったのに、
かなりの人が舞台に残っていて、戸惑い無く溶け込んでいた事にさらに驚き。
リピーターが多いって事なのかなぁ〜?と思いました。
開演前にも思ったけれど、あの不思議な雰囲気の中にポンっと放り込まれた私は、
最初その空間に「え?何?」って感じで、
その中で自然に振舞っているリピーターと思われるお客さんに対して、
少しだけ疎外感を感じてしまいました。ある意味羨ましかったです。
それはエンディングでも同じで、出演者の皆さんが踊り始めた時、
客席から何人かも引っ張り出されて踊りに参加していました。
その中には谷原さんに無理やり連れ出された野村萬斎さんも。
中には自分から進んで参加してた人もいて、すごい度胸だなぁ〜と。
私には絶対ムリ!いや、谷原さんが引っ張ってくれたら嫌がりながら行くと思うけど(爆)

・・・と谷原章介観察記みたいになってしまいましたが、
肝心の舞台の感想は・・・
昨年の後半から舞台を観に行くようになって、
全て出演者で舞台を観に行こうと決めていたのですが、
今回の舞台を観て演出家というものをすごい意識しました。
舞台演出って、ドラマや映画の演出と違って、
客席を含めた空間全体を演出する事が必要になるんだと思った。
言うなればイベントプロデューサーに近いものがあるんじゃないかな?
今まで鴻上さんや蜷川さんの演出の舞台を観てきたけれど、
今回の串田さんは明らかに違う感じでした。
ご自身が舞台に立たれているというのもあると思うけれど、
いかにお客さんに楽しんでもらえるかまでも視野に入れて、
なおかつ演出家として自分のやりたい演出を施す。
だから「演じる側」と「観る側」、「あちら側」と「こちら側」という感覚が無く、
広場で行われている演劇を集まった人たちが見守っているような、
あるいはお客さん全てが民衆として出演者の一員になっているような感じでした。


ほんのミーハー心から舞台の世界を覗き込んでしまいましたが、
出演されている役者さんだけではなくて、舞台そのものに興味が沸いてきました。
それから共演者の方々にも。
エレクトラの大竹しのぶさんやロミジュリの杏ちゃん、そして今回の松たか子さん。
松さんはドラマで見せる表情とは全然違っていて、
歌も「あーした春が来たらー♪」の頃とは比べ物にならないくらい迫力があって、
彼女の他の出演作品も観てみたいと思いました。ラマンチャの男とか。



余談:行く途中の三軒茶屋の駅で有馬様(古田新太さん)とすれ違いました(爆)
   誰も気づいてなかったけれど、あれは絶対有馬様だって!






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