♪も〜し〜もーシェイクスピア〜がいな〜かったらー
脳内エンドレスリピート中
「
天保十二年のシェイクスピア」へ行ってまいりました。
藤原たっちゃん出演ってコトでチケット取ったけれど、
直前になってその役者陣の豪華さに驚きました。
そして4時間!っていう長さにもビックリ。
あっという間でしたが、観終わった後どっと疲れが出てきた。
興奮しすぎたのか、笑いすぎたのか。。。
最後にスペシャルな出来事もあったしね
以下ネタバレを含む感想です。
舞台は天保十二年のある宿場町なんだけれど、
随所にシェイクスピアの名場面や名台詞が散りばめられているという
まずはその発想に感服いたしました。
でも実はシェイクスピア作品って「ハムレット」と「ロミジュリ」しか知らないので、
何処がどれにあたるのか全てを把握できた訳じゃないのだけれど。。。
それでも、どこかで聞いたことがある台詞があったり、
「ハムレット」と「ロミジュリ」の場面だけでも相当あって楽しめました。
で、豪華俳優陣。
唐沢さんはドラマとは全く違ってエネルギッシュだったし、
篠原涼子は最近のドラマ観て思ってたけど、しっかり「女優さん」してたし、
夏木マリと白石加代子さんは相変わらず現実離れしてて妖しかったし、
西岡徳馬さんは渋くてダンディーでお茶目だったし、
勝村さんはとても二枚目で惚れそうになったし、
そして藤原たっちゃん!
「いつになったら出てくるの?たっちゃんは?」状態で待ちに待った登場シーン。
はっちゃけた役とは聞いていたけれどあそこまでとはっ。
しかも腰を振って踊りながら歌うっていう、今までの役とは大違い!
ひとしきり歌って踊ったかと思ったら、今度は艶っぽい女形。
中2階のBR席だったので、下手側にいた竜也クンが最初見えず、
1階席のお客さんがクスクス笑っていたので、何だろう?って思ってたら、
竜也クンが着流しで扇子を手にお客さんを誘ってるじゃないですか。(違)
その色っぽさといったら!客席に向かって送る熱い視線にヤラれそうになりました。
さらには篠原涼子さんと共に人形振り。
歌舞伎で玉サマの人形振りを見たばっかりだったので、可笑しくて可笑しくて。
きょとんとした顔のまま操られる竜也クン。可愛かったです。
そして「ロミジュリ」のバルコニーの場面へ。
「王次。どうしてあなたは王次なの?」(笑)
いがみ合う宿場の旅籠の片方が「紋太一家」っていう時点で
「ロミジュリ」パロだって一目瞭然だったから、これは来ると思ってました。
バルコニーの上にお光を見つけた時の竜也クンの演技が
「ロミジュリ」の時のロミオのはしゃぎっぷりと同じで感動。
ボイトレ行きを宣告された歌唱力も全然問題無く、素晴らしかったです。
それからもう一人、気になる人が。→高橋洋さん。
卒塔婆小町での詩人のスマートなカッコ良さに魅かれ注目してました。
そしたら今回の役はとっても可愛らしくて、浮かれポンチ(笑)でしたね。
なんか言葉に全部「♪」や「
」が付いてるようなウキウキぶりで、
他の場面がドロドロ、バッサリなだけに、より一層ホッとする左吉でした。
そしてこの日はカーテンコールがスペシャルでした!
ちょうどこの日は蜷川さんの70歳のお誕生日で、
しかも前日に蜷川さんの菊池寛賞受賞が発表されるっていうダブルおめでた
唐沢さんに呼ばれて蜷川さんが舞台へ。
ケーキが登場し、全員でHAPPY BIRTHDAYを歌いクラッカーでお祝いしました。
その最中も竜也クンは唐沢さんとか勝村さんとなにやらニコニコと。。。
袖にはけていく時もウキウキでノリノリでした。
なんかイイコトでもあったのかしら?
全体としてはジェットコースターのようなお芝居で、
息つくヒマもなく次から次へと展開して、続々と豪華メンバーが出てくるってカンジでした。
だから観終わった後は「フー
」って・・・疲れちゃったみたい。
いや、肩が凝るとか退屈だとか悪い意味じゃないです。
「真夜中の弥次さん喜多さん」を観た時と似た感覚。
もう一回観たいな〜・・・でもチケット完売みたいだし。
立見で4時間はツライっす。
12月にWOWOWで放送されるらしいので、
どなたかビデオを録って頂けませんかねぇ〜。